藤野の学校〜境界起業コース〜

藤野の学校〜境界起業コース〜

【日時】
第1回 7月23日(土) 13:00-16:00
講師:小田嶋電哲(藤野電力 エネルギー戦略企画室 室長)

第2回 9月24日(土)13:00-16:00
講師:桑原敏勝(農業生産法人 藤野倶楽部 代表)

第3回 10月15日(土)13:00-16:00
講師:榎本英剛(よく生きる研究所/トランンジション藤野発起人)

第4回 11月19日(土)13:00-16:00
講師:久保正英(シンプルベジ代表/中小企業診断士)

第5回 12月10日(土)13:00-16:00
講師:傍嶋飛龍(アーティスト/廃材エコヴィレッジゆるゆる村長)

(語り90分+ダイアログ・ワークショップ90分)

第1、4、5回ファシリテーター 野口正明
第2、3回ファシリテーター 高橋靖典

【会場】
牧郷ラボ
(希望者には藤野駅からの送迎あり。)

【住所】
〒252-0186 神奈川県相模原市緑区牧野7029

【参加料】
35,000円(全5回)

【定員】
25名

【申込み先】
詳細・お申し込みはこちら!

【主催】
藤野の学校事務局

藤野。そこは、新宿から電車で1時間圏内にありながら、森と湖に囲まれた豊かな自然を満喫できる魅力に、数百人を超えるアーティストたちのみならず、色々な領域のおもしろい人たちが次々に集まってくるエリアである。都会と田舎の狭間、そんな地理的な境界(マージナル)の場所には、社会的にも境界に立つ、マージナルマンが集ってきている。熱意を持っていくつもの活動をしてる、何で飯を食っているのかわからない、遊んでいるように暮らしてる、そんな人々だ。

マージナルマン=互いに異質な二つの社会・文化集団の境界に位置し,その両方の影響を受けながら,いずれにも完全に帰属できない人間のこと。また、二つ以上の社会集団に属し、一つのアイデンティティに固定されない者。思想においては創造的人間となりうる。境界人。

歴史の大きな変化は、常に境界から始まっている。そこに住むマージナルマン、これからの新しい未来を切り拓いていく存在となるのではないだろうか?

今回、そのマージナルな人たちの中でも更に面白い生業をしている人たちに着目し、彼らの生き方や働き方を赤裸々に語ってもらい、また交流できる場を設けることにした。

この学校でいう仕事&起業とは上場しての一攫千金ではなく、自分らしい生き方の為に、生業(なりわい)を作ることに悩み、苦労している人を対象にしている。やりたい事が経済合理性だけでは説明がつかない。そんな人にこそ来て欲しい。

もちろん、起業は必ずしもゴールではない。大きな組織にいなければ出来ない仕事もある。だが仕事への向き合い方や寄り添い方は、独立心を持ってやることで大きく変わる。

仕事を上手くやれている成功者の話は突き詰めると感謝になる。それはそれとしても、もっと七転八倒した話を色々聞き出していく予定だ。

藤野という場所を訪れ、マージナルな人たちのあり方に触れることで、何か新しい一歩踏み出すことへの迷いは消えるだろう。それは仕事だけでなく、暮らしや生き方にも言えるのかもしれない。

場所は廃校になった小学校校舎「牧郷ラボ、初心に返って学ぶには素晴らしい場所だ。

いわゆる仕事の段取りや、起業のスキルやノウハウは教えない。しかし我々はこのコースが最強の仕事塾であり起業塾であり、そしてあなたの生き方の何かを変えるキッカケになることは確信している。

 


講師紹介

第1回講師:小田島電哲(おだじまでんてつ)
藤野電力 エネルギー戦略企画室 室長 1972年生まれ。学習院大学法学部政治学科卒業後、IT業界に就職。東日本大震災を機に、藤野電力の活動に参加し、地元の芸術祭ひかり祭りの100%自家発電などにのめり込んだ結果、会社を退職。エネルギーコンサルタント小田嶋電哲を開業する。
5年目となる2016年度からIT業界へ復帰。稼ぎの安定を図りつつ、廃校再利用施設牧郷ラボの更なる活用、藤野電力の事業化を目指して、3本柱で活動している。

 


 

第2回講師:桑原敏勝(くわはらとしかつ)
喧嘩と韓国料理屋の多い大阪生野区生まれ 「来る者は拒まず・去る者は追わず」の自由意思による参加を原則とする無党派の反戦運動 べ平連などにも足を突っ込む。大学を中退し、偶然出会った歯科技工士の道に進み、渡米して技術を磨いた後、1979年に(株)アイディシー創業。2002年-2005年には日本歯科技工士協会理事長も務める。2011年11月に食の安全と未来のため、農業生産法人 藤野倶楽部を創業。自社農園以外にも貸し農園、農園レストラン、BBQ場、テニスコート、古民家施設の貸出などを行っている。


 

第3回講師:榎本英剛(えのもとひでたけ)
1988年、一橋大学法学部卒業、株式会社リクルート入社。人事・営業・企画・研修開発などの業務を経験し、1994年に退社。米国サンフランシスコにあるCalifornia Institute of Integral Studiesにて組織開発・変容論を専攻、1997年に修士号を取得。
米国留学中の1995年にCTIのコーアクティブ・コーチングと出会い、2000年にコーアクティブ・コーチングを日本に紹介するため、株式会社CTIジャパンを設立、代表に就任。その後、顧問、CEO、相談役を歴任。
一方、持続可能な未来を創るための市民運動であるトランジション・タウンおよびチェンジ・ザ・ドリームを2008年から展開。2012年には、これまでの経験を統合し、広く共有するための場として、よく生きる研究所を設立し、活動の主軸としている。


 

第4回講師:久保正英(くぼまさひで)
中小企業診断士 農業/飲食店/加工食品 マーケティング実行支援コンサルタント

1975年生まれ。関西大学工学部応用化学科卒業(発酵工業専攻)。山崎製パン・湖池屋等の大手食品企業、大手コンサルティング会社を経て、中小飲食/食品事業者252社の会員組織 一般社団法人エコ食品健究会 代表理事、KUBO経営コンサルティングオフィス代表、シンプル・べジ(農薬・肥料・除草剤を使わない農法での栽培と卸)代表を務める。自ら事業を実践しノウハウを蓄えながら、『応援される仕組み創り』を指導している。
農林水産省『農林水産分野における総合的環境情報表示のあり方調査・検討事業』委員(2014年~)中小企業経営診断シンポジウム第1分科会 中小企業診断協会 会長賞受賞(2013年)
著書『飲・食企業の的を外さない商品開発~ニーズ発掘のモノサシは環境と健康~』


第5回講師:傍嶋飛龍(そばじまひりゅう)
画家、万華鏡作家、超音楽的お遊び集団じゃねんず団長、禅タロット占い師に廃材エコヴィレッジ村長とマルチに活躍しているアーティスト。 幼少期、今では「発達障害」という「個性」を持っており、ひとり学級崩壊させていた問題児の過去有り。(発達障害を障害とは思っていない) 農業高校へ行ったのに美大受験をして多摩美術大学の大学院卒業。 第一回池田満寿夫記念芸術賞 大賞受賞、第一回利根山光人芸術賞 大賞受賞、のほか数々の絵画コンクールでの受賞暦あり。10年前から万華鏡作家としてデビューして現在国内を代表する作家になっている。 うまい下手関係無く老若男女が楽しめる素人打楽器オーケストラワークショップ「超音楽的お遊び集団じゃねんず」を2006年からはじめ、夏フェス、学校、終末医療病院、老人ホーム、知的障害、身体障害、発達障害などの方たちとワークショップを開催。 占い師としての心理カウンセリングも5年おこない、多くの方の悩みに対し相談に乗る。 現在2013年からスタートした新プロジェクト「廃材エコヴィレッジゆるゆる」、限界集落の廃工場をお金をかけずに廃材でリノベーションしてエコでアートなエコヴィレッジをしている。 「一日一生」がモットーの常識破りなアーティストであり活動家。


 

第1、2、5回ファリシテーター 野口正明
通称Aki。企業相手にチームでイノベーションを興すのが稼ぎの仕事。傍を楽にするお務めは、NPOふじの里山くらぶ理事や日本アーツビジネス学会事務局長の仕事にて。でも、こころの本業は、世界中のいい歌を舞台で歌うこと。
2年前、スコットランドのスピリチュアル・エコヴィレッジで榎本英剛さんに出会った縁で、衝動的に藤野に移住して以来、自分らしくあることのリミッターが完全に外れてしまった。この地ではむしろ「女装家」として知られる
著書:組織の未来をひらく創発ワークショップ~「ひらめき」を生むチーム 30の秘訣(経団連出版)「使いづらい部下」を上手に使いこなす法(同文館出版)

 


 

第3、4回ファシリテーター 高橋靖典
娘のシュタイナー学園の入学に伴い藤野に移住して6年目。自社(アーキタイプ)のある渋谷と、藤野を行き来している。新規事業プランニングやコミュニケーションデザイン、コンテンツ開発などが生業。
近年は地域の農業・協議会運営などにも携わりながら、藤野電力や地域通貨よろづ屋などトランジションタウン藤野からの地域活動などにも参加。最近の興味は研修のゲーム化。仕事がのらないときは、コンビ二で立ち読み。藤野では、農業生産法人藤野倶楽部取締役、学校法人シュタイナー学園理事、一般社団法人藤野エリアマネジメント理事。